国立政治大学で安倍晋三図書館の落成式行われる、日本研究の深化に期待
北部・台北市にある国立政治大学で20日、「安倍晋三図書館落成式典」が開催され、台湾と日本の要人や研究者が多数出席したほか、安倍元総理の夫人である安倍昭恵さんが駆け付け、世界でいち早く安倍氏の名を冠した図書館の完成を見届けた。
図書館は国立政治大学に去年、設立された「安倍晋三研究センター」の研究を推進するほか、現代の日本研究におけるプラットフォームとして、安倍氏の政治思想、外交、安全保障、経済政策及び台日関係に関する図書、文献、研究資料などを所蔵する。また、展示スペースには安倍氏が生前に使用した文具や物品、写真なども展示される。
式典には安倍昭恵さんのほか、総統府の何志偉・副秘書長、台湾の対日本窓口機関、台湾日本関係協会の謝長廷・理事長、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の片山和之代表、教育部の朱俊彰・常務次長らの来賓、国立政治大学国際事務学院の盧業中・院長、同大安倍晋三研究センターの李世暉・主任らが出席した。
冒頭で挨拶に立った李・主任は、昨年9月に国立政治大学内に安倍晋三研究センターを設立し、そこから一年以内に図書館の完成を迎えたいというのが大きな目標だった。本日、その目標を達成できたこと、また安倍昭恵さんより安倍元総理の記念品を多数、寄贈いただいたこと、並びに協力いただいた台湾の多数の企業、団体の皆さんに感謝したいと述べた。
続いて総統府を代表して挨拶した何志偉・副秘書長は、安倍氏が「台湾有事は日本有事だ」と言ってくれたことで、国際社会がより台湾海峡の安定の重要性に関心を持つようになった。このような友情に台湾の人々は心から感謝していると強調した。
一方、日本台湾交流協会台北事務所の片山代表は、昨年9月、国立政治大学に安倍晋三研究センターが開設され、自身もセレモニーに出席させていただいた。今回、安倍夫人や皆さんと共に再びお祝いできることを大変嬉しく思う。安倍総理は、日台間の交流に深い関心を寄せており、こうした安倍総理の思いは今も多くの人の記憶に深く刻まれている。このように述べ、今後、図書館が多くの人たちに活用され、日本への理解や関心を深めるとともに、研究の発展に繋がることへ期待を寄せた。
台湾日本関係協会の謝長廷・理事長は、本日、この図書館が開館することは、安倍総理の精神及び思想が具体的に受け継がれていくということだ。これからは台日間の科学技術分野での交流、サプライチェーンの交流、経済、戦略産業の交流も非常に重要だ。より多くの人が図書館を見学し、安倍総理の思想を理解するだけでなく、これまでの台日間の歴史、友好、信頼を理解してもらいたいと述べた。
安倍昭恵さんは、安倍氏の関連文書や資料の保存に尽力した国立政治大学および各界に感謝の意を表した。また、来館者が読書や研究を通して安倍氏の政治哲学や台湾への思いを理解し、友情と相互扶助の精神が、教育を通じて次世代に受け継がれることに期待を示した。
(編集:本村大資)







